新聞記事(1998年) ポケモンファンサイト ポケサテ!

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ポケモン来月16日再開
テレビ東京発表 事前に検証番組
1998/3/31 日本経済新聞 朝刊

 テレビ東京の一木豊社長は30日の定例記者会見で、昨年12月から放送を中止していた人気アニメ番組「ポケットモンスター」(ポケモン)を、早ければ4月16日から再開する意向を明らかにした。再開にあたっては、なぜポケモンを見た子供たちが体に変調をきたしたかなどを検証した特別番組を事前に放送する。
 アニメの表現技法が人体に与える影響などについて検討してきた厚生省や郵政省が4月上旬に調査結果を発表、日本民間放送連盟(民放連)も8日にも業界基準を発表する見通しになったため、番組再開にメドがついた。
 子供たちを中心に人気のあるポケモンの放送枠は、従来の火曜6時半から、「中断前に考えていた」(岡哲男専務)というゴールデンタイムの木曜午後7時に変更。再開当日は、子供向けの注意事項などを組み入れた1時間番組とし、中断した番組を継続する形で2話分を一挙に放送。その後は毎週、30分番組となる。
 民放連の最終報告を受け、同社では8日にもポケモン再開の会見を実施、その後、1時間の検証番組を放送する方針。子供がけいれんを起こすなどの原因について、専門家のコメントも交えて報告するという。




「ポケモン」再開16日にも テレビ東京系 1998/3/31 読売新聞 朝刊

 番組を見ていた子供たちが異常を訴え、昨年12月から休止中のテレビ東京系列などの人気アニメ番組「ポケットモンスター」の放送が、4月中旬にも再開される見通しとなった。テレビ東京の一木豊社長が30日、定例会見で明らかにした。
 同社長によると、来月上旬に出る厚生省と郵政省の研究班による結果報告を受けて、NHKと日本民間放送連盟がアニメ制作上のガイドラインをそれぞれ作成。それらを踏まえて、テレビ東京内でさらに細かいガイドラインを作ったうえで放送を再開する。
 同局系列ではこれまで火曜日の午後6時30分から放送していたが、今後は木曜日の同7時からの放送に変更する予定で、再開は早ければ来月16日からとなる。
 同局では、再開前に、事件の原因や今後の留意点などを検証する1時間の特別番組を放送する。




自主ガイドライン要請
「ポケモン」問題、郵政省が中間報告
1998/4/7 日本経済新聞 朝刊

CGやCMの映像も議論

 テレビのアニメーション番組「ポケットモンスター(ポケモン)」を見て気分が悪くなった子供が多数でた問題で、郵政省の「放送と視聴覚機能に関する検討会」(座長・原島博東大工学部教授)は6日、中間報告書をまとめた。アニメ番組の映像表現について、放送事業者が「科学的裏付けのあるできるだけ具体的なガイドライン」を自主的に策定するよう求めている。
 また今後は、アニメだけではなくコンピュータグラフィックス(CG)やCMでの映像表現についても検討し、6月に最終報告書をまとめる予定。
 中間報告書は「今回のポケモン問題は光感受性に起因する」と分析。自主ガイドラインには、点滅する光の回数や映像の規則的パターン、赤色の色合い、光の輝度の4項目に触れることが望ましいとしている。
 一方、郵政省は同日、ポケモンを放送したテレビ東京と児童が同様の症状を訴えたアニメ「YAT安心!宇宙旅行」を放送したNHK、さらに日本民間放送連盟(民放連)に対し、中間報告書を参考にガイドラインを設けるなどの再発防止策を講じるよう要請した。

最善の努力行う

 テレビ東京広報部の話 厚生省と郵政省のポケットモンスター問題の調査結果を十分参考にするとともに、アニメ番組製作のためのガイドラインの策定等、再発防止のための最善の努力を致します。

報告書を十分に検討

 NHKの話 日本民間放送連盟と共同でアニメ制作のためのガイドラインを検討しているが、今はその最終段階にある。NHKとしてはガイドライン策定に際して、厚生省、郵政省それぞれの報告の内容を十分に検討し、考慮していきたい。




ポケモン問題で11日に検証特番
テレビ東京
1998/4/9 読売新聞 朝刊

 9日午前の衆院逓信委員会に参考人として出席したテレビ東京の一木豊社長は、テレビ東京系の人気アニメ番組「ポケットモンスター」を見た子供がけいれんなどの症状を起こした問題の経緯や原因を検証する特別番組を、11日午後1時から55分間放送することを明らかにした。テレビ東京は、16日からポケットモンスターの放送を再開する予定を立てている。




映画「ポケモン」
来年夏に第2弾 東宝が配給決定
1998/7/19 日本経済新聞 朝刊

 東宝は来年夏、アニメーション「ポケットモンスター」の第2弾を配給する。作品のヒット実績に応じて、比較的柔軟に上映期間を変動できる「洋画系」と呼ぶ劇場網で上映する。東宝は配給だけを手掛ける予定で、任天堂や小学館、トミー、テレビ東京など第1作と同じ企業が出資して製作する。
 ポケットモンスターは96年、任天堂のゲームボーイのソフトとして登場。雑誌連載、テレビ放映などメディアミックス展開で成功したコンテンツ(情報の内容)として知られる。来年夏の邦画系の劇場ではヒットの目安となる配給収入10億円を越える人気シリーズ「学校の怪談4」を上映する予定で、東宝はポケモンも洋画系劇場でシリーズ化して収入基盤を強化する。
 第1作の「ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」と「ピカチュウのなつやすみ」は小学校の終業式と重なった18日、全国約280の映画館で上映を始めた。東宝は夏休みシーズンで多くの観客動員を予測しており、最終的な配収は40億円に達すると見ている。




ポケモンイラスト入りはがき来月発売
郵政省
1998/9/23 日本経済新聞 朝刊

 郵政省は22日、テレビの人気アニメ番組「ポケットモンスター(ポケモン)」のイラスト入りはがきを10月15日に発売する、と発表した。全国の郵便局で販売するほか、東京中央郵便局切手普及課が通信販売も実施する。切手普及課の連絡先は(電)03・3284・9550。




ポケモン番組、海外進出
テレビ東京など輸出加速
北米や中国・台湾に放映権
1998/11/4 日本経済新聞 朝刊

 テレビ東京は人気アニメ番組「ポケットモンスター(ポケモン)」の放映権の海外販売権を持つ小学館プロダクション(東京・千代田)やジェイアール東日本企画(東京・渋谷)を通じ、同番組の輸出を加速する。9月から放送を始めた米国の地上波テレビ放送向けを第1弾に、これまでにカナダ、オーストラリア、ニュージーランドの各局に放映権を販売。年内には同権利を与えた香港、台湾、中国のテレビ局も放送を始める。来年には欧州での放映も計画されている。
 米国では9月7日から、地上波テレビ111局が放送を開始。「各局とも視聴率は好調に推移している」(テレビ東京)という。10月中旬までに権利を得たカナダのCATV(有線テレビ)局と豪州、ニュージーランドの各地上波テレビ局でも放送を始めた。
 アジア地域向けには、香港と台湾の地上波テレビ局が11月中旬に放送を始めることが決まったほか、中国でも地方テレビ16局が年内に放送を開始する予定。韓国のテレビ局とも現在、来年1月放送開始を目指して交渉の詰めを急いでいる。イタリアやドイツなど欧州各国への輸出は「来春以降になる」(テレビ東京)見通し。日本の子供たちの間では絶大な人気を持つポケモンの番組を輸出し、他の著作権者とともに収入増を狙う。




「ポケモン」海外で展開
メディア連動 商機探る
1998/11/23 日本経済新聞

 漫画雑誌や映画などのメディアを複合的に使うメディアミックス戦略を海外に持ち込もうという試みが静かに始まっている。売り込むキャラクターはメディアミックスの成功例と言われる「ポケットモンスター(ポケモン)」。米国でアニメ放映と連動して9月に発売した任天堂のゲームソフトは100万本を突破、アジア地区でも今月16日、香港でのアニメ放映を皮切りとしたメディアミックス展開が始動した。グローバルなキャラクター作りに日本の手法が通用するかどうかを占う試金石となりそうだ。

キャラクター定着 「日本流に注目」

 米国では任天堂の米国法人、ニンテンドウ・オブ・アメリカ(NOA)が放送局に放映権を販売。今年9月から全米90都市でのアニメ放映が始まった。ゲームソフトの販売に続き、今月からは米国のがん具メーカー、ハスブロなどが人形やカードゲームを売り出している。
 アジア地区では今月16日、アニメ放映が香港でスタート、28日には台湾、12月からは中国でも放映が始まる。韓国では来年4月以降、時期は未定だがタイ、マレーシア、シンガポールでも放映を検討中だ。香港、台湾ではアニメビデオの発売も決まった。コミックについては小学館が台湾、香港での出版を計画。映画も来年以降、海外で配給される見通しだ。
 キャラクター商品に関しては日本での商品化権を持つトミー、明治乳業、富士電機などがアジア展開に名乗りをあげている。がん具、乳製品、電池などはこうした企業が販売、それ以外の商品は現地企業に商品化権を販売していく考えだ。
 ポケモン・ビジネスでは、任天堂などがゲームの薯作権を所有。アニメ放映権やキャラクター商品化権については版権管理会社の小学館プロダクション(束京・千代田、高石哲夫社長)が窓口になって販売、メディアミックスの戦略作りを進めてきた。専門家集団が集まっての戦略性が空前のキャラクターを作り出した。
 海外展開については小学館プロの委託を受け、アジア地区は広告代理店のジェイアール東日本企画(東京・渋谷、山岡瑞雄社長)が、米国はNOAがメディアミックスの展開を担当する。日本のアニメがアジアでもはやり、日本製ゲーム機が米国市場を席けんする。日本流のメディアミックス戦昭が成功する土壌は徐々にできている。このインフラをポケモンは生かせるかどうかが注目される。

現地企業との連携カギ 海賊版などに懸念残る

 ゲームソフト、キャラクター商品、アニメ番組広告、コミックなど、ポケモンの関連市場は、国内で約4,000億円以上に上るとみられる。小学館プロが中心となって企画したメディアミックス戦略が奏功した格好だが、今後は海賊版などの問題も懸念される海外で、国内の様なメディアミックスのきめ細かさが、どれだけ維持で壱るかが焦点となりそうだ。
 国内のメディアミックス展開では、ゲーム人気を下地としながら、男児ファン中心のコミック、女児の取り込みを狙ったアニメ、子供の付き添いで来る中高生や親への認知度向上を狙った映画など、メディアの特性を使い分けて、キャラクターの長寿化に必要な対象年齢層の引き上げに腐心してきた。キャラクター商品もメディアと位置づけ、商品化を担当する企業を厳選、相乗効果が発揮できるように小学館プロが関連情報を提供していた。
 だが、海外ではアジアで任天堂が海賊版への懸念からゲーム展開を見送ったり、小学館のコミック発売が当初構想より遅れ気味となるなど、メディアの連動が国内と同じようには進まない悩みがある。海外でもメディアミックス展開を成功させるには、現地の放送事情や法制度などを踏まえた上で、日本で蓄積したノウハウを移植する必要があり、商品化を担当する企業と一段と密接に連携を取ることが重要になりそうだ。




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